49号 2005年 6月30日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
手足口病の原因は、コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71などのウイルスです。毎年6月~9月に流行することが多く、2~3年ごとに大流行しています。
手足口病の症状
- 発疹と水疱
手のひら、指、ひじ、足の裏、ひざ、おしり、口腔内に水疱性の発疹があらわれます。乳児は特におしり、ひざ、ひじに発疹がよくみられます。発疹は5~6日で消えます。 - 軽い発熱
発熱した場合でも2~3日で下がります。 - 食欲低下
口の中に発疹ができると、食物が発疹を刺激して痛むことがあります。なるべく、かまずに飲み込めるような食事を用意してあげましょう。
※下痢、脱水、頭痛、吐き気、嘔吐、けいれん、高熱、中耳炎、髄膜炎の症状が出ることがあります。
予防方法
- 手洗い
特におしめ等を交換した時にはよく洗いましょう。 - 汚れた衣服を洗濯する
分泌物や便に排出されるウイルスから感染する場合があります。
高熱や頭痛・嘔吐がひどい場合等には、早めに医師の診察を受けましょう。
関連リンク
- 手足口病 42号 2004年9月
- 手足口病の大流行に注意 8号 2000年8月
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- エンテロウイルス, コクサッキーウイルス, 下痢, 手足口病