3号 2000年1月24日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

A香港型、Aソ連型が流行中

 厚生省の「感染症発生動向調査・週報」によると、昨年末に比べ倍増、患者数は2万7000人を超えています。全国42道府県でインフルエンザが分離同定されています。Aソ連型とA香港型のインフルエンザウィルスの混合流行です。全国で約40校で学級閉鎖を行っています。

 今回はワクチン数が不足しています。予防接種を受けていない人は、人ごみの中に行かない、うがいを頻回に行う、手洗いをする、過労を避け睡眠を多めにとるなど心がけてください。A型に有効な薬剤(アマンタジン)があるので、突然の高熱がでたら、早急に医療機関を受診してください。