68号 2006年 12月 23日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
マイコプラズマ肺炎は「マイコプラズマ・ニューモニエ」という病原体によっておこる感染症です。全国的に1988年以来18年ぶりに大流行しています。
感染患者からの飛沫感染と接触感染で感染します。感染から発症までの潜伏期間は、通常2~3週間といわれています。
症状
- 激しく乾いた咳
特に早朝、朝起きたとき、夜寝ているときに咳がひどくなります。 - 発熱
- 全身の倦怠感
※合併症として、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎などを起こす場合があります。
診断方法
- 胸部レントゲン
聴診器では判別しにくいため、胸部レントゲンの診断が大切です。
肺の下側に白い影が広がって見えます。 - 血液検査(血清抗体価の測定)
予防方法
- 手洗いとうがいをする
- 患者さんとの接触を避けること
- 混雑している場所ではできるだけマスクをする
幼稚園、学校への登校
咳や熱がなくなり、全身状態がよくなれば、登校可能です。
関連リンク
- 沖縄県感染症情報センター>感染症情報>マイコプラズマ肺炎
- 手洗いとうがい 62号 2006年8月
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