65号 2006年 11月 19日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
守って防いでインフルエンザ
~ワクチン、手洗い、マスク、うがい~

 インフルエンザの流行時期は1月~3月です。インフルエンザの流行にそなえて、インフルエンザワクチンの予防接種を受けましょう。

 インフルエンザワクチンの予防効果率は約70~75%程度です。残りの25~30%の人は接種したにも関わらず、インフルエンザに罹患することがあります。ワクチンを受けた方も油断せずに、帰宅時には手洗いうがいを心がけてください。

 インフルエンザは急に38~40℃の高熱がでるのが特徴です。倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの症状は通常5日間ほど続きます。気管支炎や肺炎を併発しやすく、体力のない高齢者や乳幼児は命にかかわることもあります。また、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあります。

 インフルエンザの症状がでたら、早めに病院で診察を受けましょう。咳などの症状がある場合、必ずマスクを着用しましょう。高熱がでてから10時間以内に抗インフルエンザ薬を服用すると早く治癒します。

インフルエンザ 65才以上: 自己負担 1000円
65才未満: 自己負担 3000円

1才~14才は、なるべく毎年2回接種が望ましい。