248号 2021年 10月 23日
今季のインフルエンザは「大きな流行の可能性も」
WHOの報告では、アジアの亜熱帯地域、バングラディシュ、インドで2021年夏にインフルエンザの流行がありました。
日本では前シーズンのインフルエンザの患者数が極めて少なかったため、集団免疫が形成されていないと考えられています。こうした地域でウイルスが保存され、国境を越えて人の移動が再開されれば、ウイルスが拡散される可能性があり、海外から持ち込まれれば「大きな流行を起こす可能性も」あります。
インフルエンザの予防接種を受ける理由
- インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は初期の症状(発熱、咳など)がよく似ています。そのためどちらか見分けにくいのですが、インフルエンザの予防接種を受けていれば、より正確に診断しやすくなります。
- インフルエンザが流行し始める前に、十分な数の人がワクチンの接種を受けておけば、感染の広がり方を変えたり、抑えたりできる可能性があります。
接種時期
季節性インフルエンザの流行時期は、12月~3月です。流行時期のひと月前に予防接種を済ますことが理想です。
※新型コロナワクチンと接種時期が重なる場合、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。 新型コロナワクチンとその他のワクチンは、お互い片方のワクチンを受けてから2週間の間隔をあける必要があります。
これからも引き続き守ってほしいこと
- マスク着用、三密回避。室内では換気を良くして。
- 集まりは、少人数・短時間にして。 大声を出さず会話はできるだけ静かに。手洗い・アルコール消毒の徹底を。