
259号 2022年 10月 1日
今季のインフルエンザは「大きな流行の可能性も」
WHOの報告では、南半球、オーストラリアで2022年夏にインフルエンザの流行がありました。
日本では前シーズンのインフルエンザの患者数が極めて少なかったため、集団免疫が形成されていないと考えられています。こうした地域でウイルスが保存され、国境を越えて人の移動が再開されれば、ウイルスが拡散される可能性があり、海外から持ち込まれれば「大きな流行を起こす可能性も」あります。
インフルエンザの予防接種を受ける理由
- インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は初期の症状(発熱、咳など)がよく似ています。そのためどちらか見分けにくいのですが、インフルエンザの予防接種を受けていれば、より正確に診断しやすくなります。
- インフルエンザが流行し始める前に、十分な数の人がワクチンの接種を受けておけば、感染の広がり方を変えたり、抑えたりできる可能性があります。
接種時期
季節性インフルエンザの流行時期は、12月~3月です。流行時期のひと月前に予防接種を済ますことが理想です。
※新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。インフルエンザ以外のワクチンと新型コロナワクチンは、同時に接種できません。 新型コロナワクチンとその他のワクチンは、お互い片方のワクチンを受けてから2週間の間隔をあける必要があります。