238号 2020年 11月 20日

1時間に5~10分、部屋の空気を入れ替えましょう

冬場は、室内で三密になりやすくなります。こまめに換気しましょう。

換気の方法は、まず部屋の対角線上にある窓を開け、空気の通り道をつくります。そして、窓を開けて、1時間に5~10分程度、空気を入れ替えましょう。

朝や、外から帰ってきたときは、エアコンの暖房を入れて、部屋が暖かくなってから、エアコンを運転したまま、窓を開けて換気をしましょう。冷えた壁、床、天井を暖めておくことで、窓開け換気をしても部屋の温度が下がりにくくなり、快適に過ごせます。

キッチンのレンジフードを運転することも、短時間で換気できます。

エアコンをつけたまま換気をするときは、エアコンから離れた窓を開けるようにしましょう。

換気をすると結露の防止にもなります

冬場は、窓開け換気をすることで、結露の防止にもなります。結露は、室温と外気の温度差が大きく室内の湿度が高いときに発生しやすくなります。特にリビングは食事をしたり、長時間人がいたりすることで湿度が高くなりがちなので、就寝前などに、リビングの窓を開け換気をすると建物全体の結露を防止することにもなります。

適度な加湿のコントロールをしましょう

空気が乾燥すると、ウイルスの拡散だけでなく、体にも影響があります。

鼻や喉、気管の粘膜が乾燥することで、粘膜のバリアが低下し、外部からウイルスなどが侵入しやすくなってしまいます。

適度な湿度は40%以上60%未満

湿度が40%以下になると乾燥しすぎで、ウイルスが活発になります。一方、湿度が60%以上では、カビやダニが発生しやすくなってしまいます。

加湿器があれば、快適な湿度をコントロールできます。ただし、それだけに頼ると室内の空気が汚れてしまいます。こまめに換気をして、常にフレッシュな空気を取り入れることも、新型コロナ予防には大切なポイントです。