224号 2019年 7月 19日
沖縄では、RS ウイルス感染症の患者さんと、インフルエンザの患者さんが増えています。
どちらも予防法は「手洗い」と「咳エチケット」です。
手洗い
うがいをして、手を洗いましょう。体を拭くときは自分専用のタオルで拭きましょう。 咳やくしゃみをしたら、手を洗いましょう。
咳エチケット
咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえましょう。外に出かけるときはマスクをしましょう。
<RSウイルス感染症>
「RSウイルス」によっておこる乳幼児の呼吸器感染症です。 すべての子供が2歳までに感染するとされています。
今年は例年より早く、7月から流行しています。
症状
感染から発症までの潜伏期間は、約4~6日。
鼻汁、咳、発熱などの上気道症状が現れます。
乳児が鼻汁、咳に引き続いて「ぜいぜい」してくる場合は、その30~40%がRSウイルス感染症によるものと考えられます。
熱が下がってもせきが続く、呼吸の数が増える、咳きこんで嘔吐してしまう場合には、早めに医師の診察を受けましょう。
治療
対症療法
水分の補給 脱水気味になると、痰(たん)が粘って、吐き出しにくくなるので、水分を十分にとりましょう。水分をとれない場合は少量づつ頻繁に与えましょう。
<インフルエンザ>
例年は1月~2月上旬ですが、沖縄では現在 「インフルエンザ流行注意報」が発令されています。
流行中のインフルエンザは、A型約15%、B型約75%です。
症状
通常のかぜの症状に加えて、突然の高熱や全身性の節々の痛み・悪寒。
意識障害・意味不明な言動、呼吸が早い、顔色が悪いなどの重症化の症状が出た場合は、 早めに医師の診察を受けましょう。
治療
抗インフルエンザウイルス薬、対症療法
幼稚園、学校への登校について
『症状が消えてからも2日間は学校をお休みして』、お友達との交流もひかえましょう。