123号 2010年 12月 20日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

流行には、のらないで。
予防が大切 インフルエンザ

 例年、インフルエンザの流行時期は12月から3月です。現在、全国で流行しているインフルエンザウイルスは、季節性A/H3香港型65%、新型インフルエンザ31%、季節性B型5%となっています(2010年12月20日現在)。

 今シーズンのインフルエンザワクチンは新型インフルエンザと季節性インフルエンザ(2株)で作られたワクチンです。インフルエンザワクチンの接種を行うことで、重篤な合併症などを予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。インフルエンザにそなえて、インフルエンザワクチンの予防接種を受けましょう。予防接種の回数については、医師にご相談ください。

 突然の高熱や全身性の節々の痛み・悪寒がある場合は早めに医療機関を受診してください。インフルエンザの診断は、迅速診断キットを使って15分程度で診断結果がわかります。検査方法は鼻に綿棒を入れて鼻汁を採取します。

「咳エチケット」を守りましょう

  • 咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえる
  • 咳やくしゃみをしたら、手を洗う
  • 使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる
  • マスクをする
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いする