124号 2011年 1月 20日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県では、「インフルエンザ流行警報」発令中です(2011年1月20日現在)。発令後もインフルエンザの流行が拡大しています。特に20代、5~9歳の患者さんが急増しています。現在、全国で流行しているインフルエンザウイルスは、新型インフルエンザ55.6%、季節性A/H3香港型40.4%、季節性B型4%です。徐々に新型インフルエンザの流行が主流となってきました。
突然の高熱や全身性の節々の痛み・悪寒がある場合は早めに医療機関を受診してください。インフルエンザの診断は、迅速診断キットを使って15分程度で診断結果がわかります。検査方法は鼻に綿棒を入れて鼻汁を採取します。高熱がでてから8時間以内に抗インフルエンザ薬を服用すると早く治癒します。
感染拡大を防ぐため、症状のある方はマスクを着用しましょう!
家庭でできる予防方法も行ってください。
予防方法
- 手洗いとうがいをする
- 人ごみを避ける
- 混雑している場所ではマスクをする
- 栄養と休養を充分にとる
- 適度な湿度、室温を保つ
ウイルスは低温、低湿を好み、空気が乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂います。加湿器などで室内の適度な湿度を保ちましょう。
「咳エチケット」を守りましょう
- 咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえる
- 咳やくしゃみをしたら、手を洗う
- 使用したティッシュはゴミ箱に捨てる
- マスクをする
- 厚生労働省>新型インフルエンザ対策関連情報
- 2010~2011年シーズンのインフルエンザワクチン株について 120号 2010年9月
- 「咳エチケット」を守りましょう! 93号 2008年11月
- 手洗いとうがい 62号 2006年8月