1号 1999年12月
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
いよいよ冬の季節になりました。 今年もインフルエンザの流行に気をつけましょう。
厚生省はA型やB型インフルエンザに効果のある新薬の販売を許可しました。この薬は、インフルエンザを発症してから早期に服用すれば、発熱などの症状が軽く済みます。



突然の40℃近い高熱が見られたら24時間以内の早期に最寄のクリニックを受診してください。特にインフルエンザワクチンの予防接種を受けられなかった方は注意をしてください。



A型インフルエンザとB型インフルエンザに効果のある薬剤は厚生省の発表によると、来年の1月に発売されるとのことです。
今月、東京で患者から分離されたインフルエンザはA型とのことです。幸いA型のみに効果のある薬剤は昨年から処方できるようになっています。薬品名はアマンタジンという薬で、従来はパーキンソン病に処方されていた薬剤です。A型インフルエンザに罹患して早期(24時間以内)にアマンタジンを服用すれば効果があります。
インフルエンザかな?と思ったら、早めに医師の診察を受けてください。
関連リンク
- 予防接種の料金 54号 2005年11月
- インフルエンザと風邪の違い 46号 2005年3月
- インフルエンザのA型、B型について 35号 2004年2月