135号 2011年 11月 21日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
インフルエンザ予防の、おやくそく。 |
例年、インフルエンザの流行時期は12月から3月です。現在、検出されているインフルエンザウイルスは、A香港型の割合が最も高く、次いでB型となっています(2011年11月16日現在)。沖縄県では徐々にインフルエンザの患者数が増えています。
インフルエンザワクチンの接種を行うことで、重篤な合併症などを予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。インフルエンザにそなえて、インフルエンザワクチンの予防接種を受けましょう。予防接種の回数については、医師にご相談ください。
突然の高熱や全身性の節々の痛み・悪寒がある場合は早めに医療機関を受診してください。インフルエンザの診断は、迅速診断キットを使って15分程度で診断結果がわかります。検査方法は鼻に綿棒を入れて鼻汁を採取します。
予防方法
- 手洗いとうがいをする
- 人ごみを避ける
- 混雑している場所ではマスクをする
- 栄養と休養を充分にとる
- 適度な湿度、室温を保つ
ウイルスは低温、低湿を好み、空気が乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂います。加湿器などで室内の適度な湿度を保ちましょう。
「咳エチケット」を守りましょう
- 咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえる
- 咳やくしゃみをしたら、手を洗う
- 使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる
- マスクをする
- 咳をしている人にマスクの着用をお願いする
家に帰ったら、必ず手洗いとうがいをしましょう!しっかり食べて、ぐっすり寝て体力をつけましょう!
- 厚生労働省>平成23年度 今冬のインフルエンザ総合対策
- 手洗いとうがい62号 2006年8月