25号 2002年11月23日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 はしか0(ゼロ)プロジェクトでは麻疹の2次感染を速やかに阻止するために、県内で発生した麻疹を診察した医療機関は直ちに最寄の保健所へ報告する体制を1月1日からスタートします。

 報告を受けた保健所は、麻疹発生地域への行政的対応をします。例えば、麻疹患者が通っている保育所等への連絡や、その保育所内で麻疹の予防接種を受けていない園児に対して予防接種を勧奨する等の対応を行い、 2次感染の発生を出来るだけ少なくしていく為の連携を関連機関とで行います。沖縄県医師会では関係医療機関への協力依頼をしていくことになりました。

 全国でもまだ例を見ない制度ですが、沖縄県内からはしかの発生を出来る限り抑えるためのアクションプログラムです。県民全体の協力も必要不可欠なことです。是非協力をお願いします。