おたふく風邪

47号 2005年 4月20日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 おたふく風邪は、ムンプスウイルスが原因の急性伝染性疾患です。ムンプスウイルスは唾液を介した飛沫感染により感染します。正しくは「流行性耳下腺炎」といいます。耳下腺の腫れは3日目頃がピークでその後1週間前後で消失します。

おたふくかぜの症状

  • 耳下腺のはれ
    耳下腺部(耳たぶ~耳の前のあごのライン)が腫れます。片側から始まり、1~2日のうちに両側が腫れてきます。痛みも伴います。痛みが強い場合は、耳の下からあごにかかるあたりを、ぬれタオルなどで冷やしてあげましょう。
  • 発熱
    熱は出ないこともありますし、高熱が出ることもあります。発熱した場合でも2~3日で自然に下がります。
  • 食欲低下
    耳下腺が腫れて痛いため、食べ物がかみにくい、飲み込みにくいなどの症状が出ることもあります。なるべく、かまずに飲み込めるような食事を用意してあげましょう。
  • 唾液腺のはれ
    約50%の人が、顎下腺や舌下腺(顎の下、顎と首の間にあります)などの唾液腺が腫れます。耳下腺のはれと同じで痛みを伴うこともあります。

予防方法

  • 1歳から任意接種(自己負担)で予防接種が受けられます。はしかや水ぼうそうほど感染力は強くありません。はしかや水ぼうそうの予防接種をすませた後、受けておくと安心です。
  • 単純なことですが、外から帰ってきたら、必ずうがいと手洗いをしましょう。

 ほっぺたがはれていると思ったら病院で診てもらいましょう。また、高熱が続いたり、極端に機嫌が悪く嘔吐を繰り返したり、けいれんを起こした場合は急いで近くにある病院を受診しましょう。

 予防接種の実施は、市町村によって方法や時期が異なります。詳しいことは地域の保健センターなどに問い合わせてみましょう。