38号 2004年 4月10日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
幼児期は、乳児期に次いで発育の盛んな時期です。栄養、健康、社会性、しつけなど様々な面で、人生の基本を学ぶ時期とも言えます。
幼児期の食事は、食習慣の基礎づくりとしての役割を持っています。下記の点に気をつけましょう。
- 規則正しく食事をする習慣をつけましょう。
- 食事の一部としてのおやつに気をつけましょう。
- 食べるものの好き嫌いを少なくしましょう。
- 家族揃った楽しい食事の雰囲気をつくりましょう。
- 積極的に外遊びさせましょう。
4つの食品群による幼児の1日の食事構成
(数字は1人1日あたりのグラム数)
食品群 | 特徴 | 食品の種類 | 1~2歳 | 3~5歳 | 食品例 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 血液や筋肉を作るタンパク質性食品 | 乳類 | 400g | 400g | 牛乳、チーズ |
卵類 | 45g | 50g | 鶏卵、卵製品 | ||
肉類 | 30g | 50g | 獣鳥肉、魚介類 | ||
豆類 | 5g | 5g | 大豆、豆腐 | ||
2 | ビタミンやミネラルを供給する食品 | 野菜・果物・海藻類 | 250g | 300g | にんじん、ほうれん草、かぼちゃ |
3 | エネルギー源となる食品 | 穀類・芋類・砂糖類 | 130g | 210g | 米、うどん、さつまいも、砂糖、ジャム |
4 | エネルギーとビタミンを供給する食品 | 油脂類 | 15g | 20g | サラダ油、バター |
関連リンク
- 子どもの肥満 ~食事編~ 52号 2005年9月