297号 2026年 4月 24日

最近、ニュースなどで耳にすることが増えた「はしか(麻疹)」。非常に感染力が強く、大人がかかると重症化しやすい病気です。また、現在那覇市内では他にも注意すべき感染症が流行しています。今一度、正しい知識を確認しておきましょう。

「はしか(麻疹)」について

① どうして「はしか」になるのか

はしかは、「麻疹ウイルス」によって引き起こされます。主な感染経路は「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」の3つですが、その感染力は驚異的です。免疫を持っていない人が同じ空間にいるだけで、ほぼ確実に感染すると言われています。

②那覇市の現在の状況

那覇市においては、爆発的な大流行ではないものの、海外からの流入などを起点とした散発的な発生が継続しています。人流が活発な地域であるため、常に感染拡大のリスクを抱えており、行政からも注意喚起が続いています。

③ 大人でもはしかになるのか(注意点)
  • 免疫不足による感染: 過去に未感染の人や、ワクチン接種が1回以下の世代は大人でも感染します。
  • 重症化のリスク: 大人が感染すると高熱が長引いたり、肺炎や脳炎などの合併症を引き起こしやすく、入院が必要になるケースも多いです。
④ 大人のはしかの予防方法
  • ワクチン接種: MR(麻疹・風疹混合)ワクチンの2回接種が最も有効です。
  • 抗体検査の実施: 免疫の有無が不明な場合は、血液検査で確認しましょう。
  • 迅速な電話相談: 疑わしい症状が出た場合は、直接受診せず必ず事前に病院へ電話をしてください。

あわせて注意したい!那覇市で流行中の感染症

現在、那覇市内では以下の2つの疾患が「警報レベル」となっています。

  • インフルエンザ(警報レベル) 通常は冬に流行しますが、現在は家族間感染を中心に異例の流行が続いています。「時期外れだから大丈夫」と油断せず、早めの対応が大切です。
  • 水ぼうそう(水痘)(警報レベル) 患者数が急増しており、警報が発表されています。大人がかかると子供よりも症状が重くなりやすいため、周囲に感染者がいる場合は特に注意が必要です。

共通の対策

  • 基本の徹底: 手洗い、アルコール消毒、室内の定期的な換気を行いましょう。
  • 接触予防: 感染を広げないよう、タオルの共有を避けるなどの工夫も有効です。