101号 2009年04月29日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
メキシコを始めとして世界的に豚インフルエンザウイルスの感染が広がっています。WHO(世界保健機関)における警報フェーズはフェーズ4です。 WHOにつづき、日本政府も「新型インフルエンザ」と認定しました。新型インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
※警報フェーズがフェーズ5に引き上げられました。(2009年4月30日)
症状
- 高熱(38℃を超える発熱)
- 上気道炎症状(咳、鼻汁など)
- 全身倦怠感等の全身症状
- 嘔吐
- 頭痛、関節痛、筋肉痛など
予防方法
- 手洗いとうがいをする
- 人ごみを避ける
- 混雑している場所ではマスクをする
- 栄養と休養を充分にとる
- 適度な湿度、室温を保つ
ウイルスは低温、低湿を好み、空気が乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂います。加湿器などで室内の適度な湿度を保ちましょう。
「咳エチケット」を守りましょう
- 咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえる
- 咳やくしゃみをしたら、手を洗う
- 使用したティッシュはゴミ箱に捨てる
- マスクをする
豚肉や豚肉の加工品について
- 豚肉や豚肉の加工品を食べても安全です。中心温度71℃以上で加熱することにより、ウィルスは死滅します。食品の中心まで十分、熱を通しましょう。
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- 手洗いとうがい 62号 2006年8月