111号 2010年 1月 23日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 沖縄県では新型インフルエンザが再流行しています。昨年12月下旬から全国トップレベルの患者報告数が続いています。県内1医療機関あたり患者数は1月11~17日に49.98人に達し、昨年8月のピーク時の46.31人を上回る数になりました。

 前回の報告によると沖縄では20代の患者が目立っていましたが、今回の報告では0~9歳の小児が中心となっています。

 1月18日からは全ての方が新型インフルエンザワクチンの予防接種を受けることができます。沖縄県内に配布されているワクチンは国内産ワクチンです。インフルエンザワクチンの接種を行うことで、重篤な合併症などを予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。早目にインフルエンザワクチンの予防接種を受けましょう。

 突然の高熱や全身性の節々の痛み・悪寒がある場合は早めに医療機関を受診してください。迅速診断キットを使って15分程度で診断結果がわかります。検査方法は鼻に綿棒を入れて鼻汁を採取します。

「咳エチケット」を守りましょう

  • 咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえる
  • 咳やくしゃみをしたら、手を洗う
  • 使用したティッシュはゴミ箱に捨てる
  • マスクをする