73号 2007年 5月 24日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県では3月7日に「インフルエンザ流行警報」が発令されました。インフルエンザは減少傾向にはありますが、現在も「インフルエンザ流行警報」は発令されたままです。(2007年5月22日現在)
特に、久米・辻地区ではインフルエンザの患者さんが多くみられます。流行中のインフルエンザはA/H3香港型(49.7%)、B型(41.7%)です。
突然の高熱や全身性の節々の痛み・悪寒がある場合は早めに医療機関を受診してください。インフルエンザの診断は、迅速診断キットを使って15分程度で診断結果がわかります。検査方法は鼻に綿棒を入れて鼻汁を採取します。
インフルエンザの予防方法
- 栄養と休養を充分にとる
- 手洗いとうがいをする
- 適度な湿度、室温を保つ
ウイルスは低温、低湿を好み、空気が乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂います。加湿器などで室内の適度な湿度を保ちましょう。 - 人ごみを避ける
- 適度な湿度、室温を保つ
- 混雑している場所ではできるだけマスクをする
「咳エチケット」を守りましょう
- 咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえる
- 咳やくしゃみをしたら、手を洗う
- 使用したティッシュはゴミ箱に捨てる
- マスクをする
関連リンク
- インフルエンザワクチンは3種類のウイルス株 67号 2006年12月
- 守って防いでインフルエンザ 65号 2006年11月
- A香港型の流行と迅速診断キット 56号 2006年1月