115号 2010年 4月 22日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 麻疹の流行時期は、例年4~6月がピークです。
流行する前に、早めに麻疹・風疹混合ワクチンの予防接種を受けましょう。

麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)接種対象年齢

  • 第1期の予防接種
    生後12月~24ヶ月未満(1歳~2歳未満)
  • 第2期の予防接種
    5歳~7歳未満の者で小学校に就学する前の年の1年間(2004年4月2日~2005年4月1日生)
  • 第3期の予防接種
    中学校1年生(1997年4月2日~1998年4月1日生)
  • 第4期の予防接種
    高校3年生に相当する年齢(1992年4月2日~1993年4月1日生)

※第3期、第4期の定期予防接種については、2008年4月1日から5年間の期限付きでの定期予防接種です。

予防接種を受けられないお子さん

  • 37.5度以上の発熱がある
  • 重い急性疾患にかかっている
  • アレルギーがある
  • 医師が不適当な状態と判断した場合

 麻疹ワクチンを接種すると接種後5~14日を中心として、 37.5℃以上の発熱、軽度の麻疹症状などの副反応がみられる場合があります。その他にも、局所反応、熱性けいれん、じんましんなどが現れることもあります。いずれもほとんどが一過性です。ほかの予防接種は、4週間以上間隔をあけてから受けてください。