29号 2003年 4月26日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
SARSの疑い例とは
厚生労働省の発表によると、SARSの疑い例とは
- 中国広東省、北京、香港、シンガポール、ハノイ、バンクーバー、トロントへの渡航歴があり、
- 発症10日前に上記地域へ旅行し、38℃以上の急な発熱や、咳、呼吸困難などの呼吸器症状を有するもの
- 発症前10日以内に、SARSの症例を看護・介護するか、同居しているか、患者の気道分泌、体液に触れた者
疑い例の発生した場合は
- 早急に最寄の保健所へ連絡し、対応の仕方を教えてもらう。
- 保健所の指導の基づいて、医療機関を受診する。
- 医療機関を受診する際は、あらかじめ受診の旨電話を入れる。
- マスクを2~3枚重ねて使用し、地域によっては救急車搬送、または保健所の感染症搬送車で医療機関へ運んでもらう。
SARS予防は何よりも危険地域への旅行を避けることが肝要だと思います。
関連リンク
- インフルエンザ、SARS、はしか 32号 2003年10月
- はしかの予防接種、SARS 31号 2003年9月
- 重症急性呼吸器症候群(SARS)について 29号 2003年4月