インフルエンザと風邪の違い

171号 2015年 1月 22日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦
沖縄では「インフルエンザ流行警報」発令中です(2015年1月22日現在)。発令後もインフルエンザの流行が急激に拡大しています。現在、全国で流行しているインフルエンザウイルスは、AH3亜型(A香港型)ウィルスがもっとも多くなっています。インフルエンザのピークは例年1月~2月上旬。これからが流行の本番です。

「インフルエンザ」と「風邪」は、原因となるウイルスの種類が異なります。風邪はのどや鼻に症状が現れます。インフルエンザは急に38~40℃の高熱がでるのが特徴です。

インフルエンザは倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの症状は通常5日間ほど続きます。気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。

インフルエンザと風邪の比較

インフルエンザ 風邪
症状 ・突然の高熱(38℃を超える発熱)
・上気道炎症状(咳、鼻汁など)
・全身倦怠感等の全身症状
・頭痛、関節痛、筋肉痛など
・のどの痛み
・鼻がむずむずする
・水のような鼻汁が出る
・くしゃみ、咳が出る
・発熱なし、もしくは微熱
・全身症状はほとんどない
合併症 気管支炎、肺炎、脳炎、脳症 まれ
迅速診断法 あり なし

予防方法

  • 手洗いとうがいをする
  • 人ごみを避ける
  • 混雑している場所ではマスクをする
  • 栄養と休養を充分にとる
  • 適度な湿度、室温を保つ
    ウイルスは低温、低湿を好み、空気が乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂います。加湿器などで室内の適度な湿度を保ちましょう。

「咳エチケット」を守りましょう

  • 咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口と鼻を押さえる
  • 咳やくしゃみをしたら、手を洗う
  • 使用したティッシュはゴミ箱に捨てる
  • マスクをする

幼稚園、学校

学校保健法での登校基準では、「解熱した後2日を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません。

「マメにマスク! マメに手洗い!」
家に帰ったら、必ず手洗いとうがいをしましょう!混雑した場所ではできるだけマスクをしましょう!しっかり食べて、ぐっすり寝て体力をつけましょう!

インフルエンザの症状がでたら、早めに病院で診察を受けましょう。
高熱がでてから8時間以内に抗インフルエンザ薬を服用すると早く治癒します。