28号 2003年 4月 2日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 東南アジアで流行中の未知の感染症(SARS)による死亡報告が相次いでいます。 旅行で流行地域(香港、ハノイ、シンガポール等)へ行かれた方で、発熱、咳等の呼吸器症状が見られたら要注意です。

 原因はコロナウイルスと言われておりますが、SARSの治療法はまだ確立されていません。特効薬もまだありません。ウイルスだとすれば、空気、接触、飛沫感染が考えられます。飛行機の中でも感染するのでは?とも言われております。

 頻回のウガイが今のところ考えられる予防法かと思います。

 もちろん、流行地域への旅行をさけることも大事なことです。みなさまも気をつけてください。