伝染性紅班(リンゴ病)

30号 2003年 6月29日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 SARSが台湾での流行が一段落してきました。沖縄県内への侵入は幸いにもありませんでした。よかったです。

 しかし、別なウイルス感染症が流行しています。伝染性紅班で、ヒトパルボウイルスB19が原因ウイルスです。別名リンゴ病とも言われます。両ほっぺたがリンゴのように赤くなり、ついで、両うで、両足にも網目状に発疹が出現します。発疹が出る頃には伝染性は消失しています。

 前駆症状は軽い風邪症状で、微熱を伴います。この時期にウイルスを排出し、伝染します。治療法は特にありません。本人はそれ程重症化はしません。大人がかかると、関節痛、関節腫脹、節々の痛みなども出現します。

 特に妊娠前半期にうつると、胎児水腫となり、死亡することもあります。保育所・幼稚園・小学校での発症が見られていますので、妊娠中のお母さん・保母さん・教育関係の先生方は要注意してください。