「夏かぜ」について

132号 2011年 8月 22日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 夏に流行するウイルス性の病気を、一般的に「夏かぜ」といいます。
「夏かぜ」の代表は、咽頭結膜熱(プール熱)、へルパンギーナ(急性ウイルス性咽頭炎)、手足口病です。これらの感染症には、特効薬はなく、それぞれの症状に対する対処療法が中心です。

病状

  • 咽頭結膜熱(プール熱)
    6月ころから流行しはじめ、7~8月が流行のピークです。原因はアデノウイルスです。
    感染から発症までの潜伏期間は、約5~6日。38~40℃の高熱が4~5日間続きます。
    高熱、ノドの痛み、結膜炎を伴います。
    症状が消えてからも2日間は学校をお休みして、お友達との交流もひかえましょう。
  • ヘルパンギーナ(急性ウイルス性咽頭炎)
    流行のピークは6~8月です。代表的な夏かぜです。原因はコクサッキーA群ウイルスです。
    感染から発症までの潜伏期間は、約2~4日。38~39℃の熱が2~3日続きます。
    急な発熱、口内炎を伴います。
    幼稚園、学校は、熱や痛みがなく、症状が落ち着いてきたら行ってもかまいません。
  • 手足口病
    流行のピークは夏季ですが、秋から冬にかけても発生が見られます。
    原因は、コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71などのウイルスです。
    感染から発症までの潜伏期間は、約3~6日。軽い発熱ですむことがほとんどです。
    発疹と水疱、食欲低下を伴います。
    幼稚園、学校は、熱や痛みがなく、症状が落ち着いてきたら行ってもかまいません。

    ※3疾患とも、頭痛、腹痛、嘔吐、下痢などの症状がでることもあります。

     

ケア

  • 食事
    かまずに飲み込めるような食事を用意してあげましょう。 熱いもの、塩味や酸味の強いものは控えましょう。
  • 水分
    水分を十分にとりましょう。麦茶、イオン飲料などを与えましょう。水分をとれない場合は少量づつ頻繁に与えましょう。
  • 入浴
    特に具合が悪くない場合は汗を流してもかまいません。

予防法

  • 手洗いとうがい
     必ずうがいをして、目や手を洗いましょう。体を拭くときは自分専用のタオルで拭きましょう。

 高熱や頭痛・嘔吐がひどい場合等には、早めに医師の診察を受けましょう。

 沖縄県では、北部・中部・中央・南部保健所管内で「手足口病」流行警報発令中です。(2011年8月22日現在)。