マイコプラズマ肺炎について

125号 2011年 2月 1日
沖縄県感染症サーベイランス担当 真栄田 篤彦

 マイコプラズマ肺炎は「マイコプラズマ・ニューモニエ」という病原体によっておこる感染症です。例年、流行時期は11月から3月頃です。感染患者からの飛沫感染と接触感染で感染します。感染から発症までの潜伏期間は、通常2~3週間といわれています。感染の初期段階では診断が難しく、風邪と間違われることがあります。熱が引いた後も咳が1カ月近く続き、胸に水がたまるなど重症化することもあります。マイコプラズマ肺炎は市販の風邪薬が効きません。風邪薬を飲んでも治らない場合は早めに医療機関を受診してください。

症状

  • 激しく乾いた咳
    特に早朝、朝起きたとき、夜寝ているときに咳がひどくなります。
  • 発熱
  • 全身の倦怠感

※合併症として、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎などを起こす場合があります。

診断方法

  • 胸部レントゲン
    聴診器では判別しにくいため、胸部レントゲンの診断が大切です。
    肺の下側に白い影が広がって見えます。
  • 血液検査(血清抗体価の測定)

予防方法

  • 手洗いとうがいをする
  • 患者さんとの接触を避けること
  • 混雑している場所ではできるだけマスクをする

幼稚園、学校への登校

 咳や熱がなくなり、全身状態がよくなれば、登校可能です。